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ジャニヲタ一年生、大運動会に行く。③当日編

※まだまだレポにさしかかりません。というかレポは他の方がブログやTwitterに書かれているものを読んだ方が良いかと思います。もう個人的な心の叫びでしかないです。ケンティー、ここさけクランクアップおめでとうございます。

 

田舎者、東京ドームに行くの巻。

「はぁ〜!これが東京ドーム!!テレビで『東京ドーム◯個分の大きさです!』とか言われる東京ドームかぁ〜〜!!!全然サイズ感分かんね〜わ〜〜!!!」

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普通に割と建物に囲まれててびっくりしました。こんな感じではえてるんだね東京ドーム。

 

私は乗ってたバスが遅れた関係で、11時の開場には間に合わず、Twitterに流れて来た「練習してる!」「キャッチボールしてる!」みたいなレポを読んでァ゛ァ゛ァ゛ァ゛〜〜!!!ってなってました。

 

とりあえずパン屋さんでご飯を調達し、コインロッカーを探します。

 

まぁ無いわな。

 

ナメてました。私、所用で大運動会参戦後のお泊まりが控えていたため、でかいキャリーをゴロゴロしてましたが、まぁない。これが入るサイズのコインロッカー。やべえ…となりながらも、入場列整理の補助をしていたスタッフさんに尋ねたところ、「あの茶色い建物の入り口の前のコインロッカーならいけるかもしれません…」と教えていただき、後楽園ホール前のコインロッカーにGO

 

奇跡的に荷物をブチ込むことに成功し、スタッフさんに心の底から感謝しつつ入場列へ

 

  脳内ナレーション「さぁ!やって参りました東京ドーム!本日はこちらが美しい男たちの群生地となっています!早速中に入っていきましょう!!!!」

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さて、ミサイルが落ちて来て死ぬことはなかったため、1つの懸念事項はクリアーした訳ですが、ここでもう1つの懸念事項が。

 

電子チケットです。

 

先日行われたJr.祭りで阿鼻叫喚の血で血を洗う争いを生み出した電子チケットです。

 

怖えよ!以外の感想がなく、ドキドキしながら列に並びましたが、意外にもスムーズにチケット発券へ。

 

本人確認とか無かったので、大丈夫なのかなぁとも思いつつ、無事発券

 

 いや、無事じゃない。全然無事じゃない。

一階三塁側3◯列

 マジか。マジか!!!

 

手の震えが止まりません。この時点でもうこの沼から足洗えないことを確信しました…

神様Sexy thank you...

 

10回くらい深呼吸して中に入り、席を探して座る。

 

見える、見えるぞ…

今まで実在するのか疑ってた美しい男たちの姿が見えるぞ…

 

自分の顔に目が付いていてよかった…図解するとこうなります。

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まず、憧れのアイドルが反射した光が、瞳孔から目に入ります。アイドルビームが目に入ります。そのビームが虹彩で調節され、ピントを調節する水晶体で屈折します。そして硝子体を通過して、網膜の黄斑に焦点を結びます。その光が視神経を通じて信号として脳に伝達され、像として認識されます。

 

中学・高校の理科の先生、ありがとうございました。中島裕翔さんの像が私の脳に認識されました。 中島裕翔さんの像を認識するまでの仕組みがよく分かりました。 

 

野球のユニフォームを着た中島裕翔さんが実在してました。

 

足長っ!肌白っ!顔かっこ良!

 

息してるだけでかっこいいのにバッティング練習してる…

 

岸くんも野球のユニフォームがとっても似合っている…焼きそばパン食べてるタイプの野球部だ…

 

平野くんいわちがなんかイチャイチャしてたり、大ちゃんがバット3本持ってふざけてたり、お淳太はモニターに映っただけでモニターに手を振ってしまうくらい可愛い…

 

なんだこれ、なんだこの多幸感

いいのかこれ

 

開演前からこれだったので、開会式のメドレーでは即死しました。

 

だって歌うと思ってなかったんだもん。

 

ずーっと私は自分が女の子特有の「キャ〜〜〜〜💗💗💗」って歓声出せないと思ってました。

 

「キャ〜〜〜〜!!!!💗💗💗💗」出ました。

 

今までの人生で出したことのない声が出ました。アイドルってすげーわ。

 

開会式の記憶があまりありません。人生の指針と化してる曲Ultra mujic powerを生で聴いた衝撃で記憶が飛びました。

 

選手宣誓で「薮光結婚式かな?」と思ったのは私だけではないと思います…

 

To Be Continued...

ジャニヲタ一年生、大運動会に行く。②準備編

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 現場が決まった私は焦りました。対応しなければならない事項は以下の通りです。

 

  1. 10キロくらい痩せる
  2. 突如美人になる
  3. 輪郭をふた回りくらい小さくする
  4. 現場のマナーを学ぶ
  5. 団扇を作る
  6. 双眼鏡
  7. 色々心構え的なことする

 

いや、1〜3無理に決まってんだろ

 

というわけで4〜7を頑張ることにしました。

 

マナーについては幸い周りにずっと早くからジャニーズファンをやっていた友人がいたので、その友人に教えを請い、基本事項を習得。持つべきものは友。

 

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つぎ、団扇です。

団扇です。

数ヶ月前には、まさか自分が作ることになるとは思ってもみなかった、好きなアイドルのお名前が刻まれし団扇です。

 

1番好きなアイドルであるところの中島裕翔さんの名前を刻んだ団扇を作る時が思っていたよりも早く来てしまい焦りました。

 

運動会って団扇いいのかな…必要なのかな…とりあえず悔いのないように作るか…という発想の元、作成を決定。

 

とりあえず簡単にインターネットでつくり方を調べ、友人にもリサーチ。

 

東急ハンズに道具を一式買いに向かいました。キラキラな団扇の可否について解釈が割れていることを感じたため、とりあえず無難と思われる蛍光色をチョイス。中島裕翔ブルーのシートが無くて泣く。しょうがないので視認性を重視し、とりあえず目立つ色合いで…という魂胆で色をチョイス。

 

肝心なところで大雑把なので、文字をちゃんと印刷せずに、自分で書いてそれを切り抜く作戦に。

 

義務教育よありがとう。(唐突)

字が書けるので好きなアイドルの名前を書くことができます…図工でカッターの使い方教えてもらって本当に良かった…好きなアイドルの名前を切り抜くのにとても役に立っています…両面テープ開発してくれた人ありがとう…

 

一文字切り抜くごとに心が洗われる思いです(宗教)

 

すごいな、先達のヲタク達は、こんな素敵な作業をしてたのかよ…好きなアイドルの名前を切り抜くって最高だなマジで…

 

 できました。字がはみ出ました。大雑把よくないっすね…

 

これでとりあえず、席も分からんけどとりあえず団扇の用意はオッケーとします。とりあえずドームで好きな人の名前を掲げることができるので、この際見える距離かは最早問題ではありません。

 

全然ヤベェのが出来上がってしまったので次回作に期待です。

 

次に双眼鏡です。友人への相談結果とインターネットの記事を見た感じ、とりあえず10倍くらいで視界が明るいものが買えればいいなぁと思いました。防振買うお金はなかった。

 

こればかりは実際に見ないで買うのはリスキーと判断し、某所のビックカメラへ。

 

店員さんにコンサート用の双眼鏡が欲しいんですと伝えると、めちゃめちゃ熱量のある接客をしてくれました。同志であることを感じました。あのお兄さんはなんのヲタクだったんだろうなぁ。

 

結果的にビクセンの双眼鏡をゲット。

(まぁまぁ綺麗に見えます。ただ、所謂天井席とかだとこれじゃ全然見えないなと感じました)

 

 そして、あとは色々心構えすればオッケー。

とりあえずデートに向けて服を買いました。美容室行く時間は無くて辛かった。現場コスメとしてTwitterなどで多くの人がオススメしているラプードルも結局買えずじまい。

 

というか、そんなことより当時ヤバイことがありました。ミサイルです。

色々あって北朝鮮がミサイル飛ばすかも的な事態が起きていたわけです。私がアイドルに夢中になってる間に世界は割と大変なことになっていたらしい。

 

だから正直、団扇作りながらも「やべーなー、マジでミサイル落ちて来たら私これ持って死ぬのか〜」「仮に死んだら遺留品からヲタクバレちゃうよ〜ヲタバレからの身バレでやっと身元判明だよ〜」と思ってました。(意味不明)

 

幼い頃から、アンビリーバボーとかでやってた「もしも北朝鮮がミサイル打ったら!」的な特集がハチャメチャに苦手でした。そのため、本気でミサイルに怯えてたわけです。

 

遠征組の私は会場付近までバスで移動マンだったので、「あー、もうこれ本気でミサイル落ちて来たら首都高から逃げられず死ぬな…」と。

 

初現場前日にミサイルに怯える謎状況。初現場への不安とミサイルへの不安。

 

 

 

なんだこれマジで。

 

両方同じくらい怖くてビビっていたので、前日の晩全然眠れませんでした。

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その日、結局ミサイルは飛びませんでした。良かった。生きて好きなアイドルに会える。人生最高。

 

めちゃめちゃ短くなってしまった睡眠時間。奇跡的に起床し、私は高速バスに乗り込み東京ドームを目指しました…

 

To Be Continued...

ジャニヲタ一年生、大運動会に行く。①経緯編

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1週間経ち、やっと自分の身に何が起きたのか理解しだしたので、忘れないギリギリのところで記念すべき初参戦の経緯と感想をまとめます。長くなります。この記事では、運動会に行くまでの経緯の話をします。

 

まず、私は中島裕翔さんのことが1番好きなDDです。中島裕翔さんという不動の1番がいながら、他の美しい男性達にもうつつを抜かしまくっていることを予めご了承下さい…

 

きっかけは友達の宣教師からの布教でした。彼女のことをザビエル(仮)と呼びます。

 

初めてザビエルにHey!Say!JUMPのDVDを見せてもらったとき、私は「ほーん!山田クンという男性はお歌もダンスも上手いしお顔がダイヤモンド💎みたいじゃのぉ〜〜!!👵」みたいな感じで、まぁ素敵だけど、そんなにどハマりしないかなぁと思っていました。

 

完全に誤算です。

 

宗教というのは、心が弱っている時に忍び寄って来るんです。いいですか?ここがポイントです。 

 

その後、色々あって元気がなかった時期に、私はふと「あっ、そういえばこの世には生きてるだけでありがたい美しい顔立ちの男性達が、お歌を歌い、更にはダンスまで披露してくださるありがたい映像が存在しているな…」

 

Hey!Say!JUMPのことを思い出しました。

 

思い出してしまいました。

 

気がついたときにはザビエルとの次の鑑賞会の日取りが決まり、気がついたときには口座から数千円のお金が旅立った代わりに、「smart」のDVDが手元にありました。やったね!

 

ウィークエンダーがハチャメチャに好きで、金髪の中島裕翔さんに気が付いたら心を鷲掴みにされていたのです…

 

恐ろしい…金髪の中島裕翔さんが歌って踊ってドラムを叩いている姿を見ていたらそれまで悩んでいたことがなんだったのか忘れてしまった…中島裕翔、恐ろしい子…!!!!!

 (ちなみに完堕ちのきっかけはピンクとグレーだったので、これについてもいつか何かしらの記事を書きたいです)

 

ハマってからはあれよあれよと言う間にCDを買い、DVDを買い、毎月アイドル雑誌を買い、新しく増えたこの趣味にお金を使うために掛け持ちのアルバイトを1つ増やしました。

 

ファッション雑誌以外の雑誌を定期的に買うのなんて、中学生の時にNew Type買ってたの以来だよ!ガンダムの記事読むために買ってたNew Type以来だよ!!!!!

 

三つ子の魂百までとはよく言ったもので、ヲタクやるジャンルが変わっただけで基本行動になんの成長もありません。

 

そんなこんなで私はHey!Say!JUMPの世界にジャンピンラブしてしまいました。

 

ファンクラブに光の速さで入会しました。人生初のファンクラブ入会です。

 振込用紙書くの緊張しすぎて五枚くらい書き損じました。好きな男性(中島裕翔さん)の名前と自分の名前を一枚の紙に書くってヤバすぎじゃないっすか。

 

その後Hey!Say!JUMPのCDを買うために訪れたCDショップで私は2つ目の運命に出会います。

 

Sexy zoneです。

 「ほーん、ベストアルバム出たんか、なんか今日財布にお金いっぱい入ってっから買ってみよ😇😇😇」

 

注意一瞬、事故一生。

 

あろうことか私は「Sexy Zone 5th Anniversary Best 初回A」を買っていました。やってしまった。

Sexy Zone 5th Anniversary Best (初回限定盤A)(DVD付)

Sexy Zone 5th Anniversary Best (初回限定盤A)(DVD付)

 

 CD聴いた瞬間、脳天に雷落ちました。

 

は?Sexy zoneめっちゃ曲良くねえ〜????

 

バイバイDuバイとかその他トンチキみのある曲のイメージしかなかったよごめんな…Silver moonとか君にHITOMEBOREとか色々あるやんけ…おいマジかよ…

 

そしてDVDで過去のPVを見た私は焦ります

 

「児童ポ○ノ…児童ポ○ノかな…?東京オリンピックに向けてエロの取り締まりが強化されてる今、このDVD持ってたら捕まらない…?ヤバイよね…????」

 震えが止まりません。

 

次にブックレットを見た私は息の根が止まりました

「綺麗に成長しすぎかよワロタ…」

 

その後セクチャンの存在を知って爪先から頭のてっぺんまでSexy 沼に落ちた私は、Sexy Zone 5th Anniversary Best 初回Bを購入していました。同じタイトルのアルバムを複数枚買う初の試みです。

 

 そして次に意識を取り戻したときにはサマパラDVDを予約購入していました。 

 

ケンティーは天才でした。その魅力にひれ伏すしかなかったのです。

 

バイトのシフトがあからさまに増えました。

 

そしてサマパラ全ての公演にガチ湧きした結果、バックについてるJr.が気になり始めます。

 

岸優太くんと松村北斗くん…ふふっ、素敵な名前…

 

こうして徐々にJr.の名前を覚え、少クラをめちゃめちゃ楽しく視聴するようになりました。(もう完全にダメ)

 

そして、サマパラなどでカバーされてる曲を覚えたくなり他のグループのCDを借りたりしてかなりの数の曲を覚えます。

 

更にWESTが好きな友人にラッキィィィィィィィ7のDVDを見せてもらった結果「ゥヒョォォォ〜〜!WEST楽しい゛ッ!」となり、桐山照史くんのことも好きになりました。

 

こうして、短期間で今までの人生で味わった好きの総量をはるかに上回る好きを両手に抱えてしまいました。

 

人生楽しい…生きててよかった…産んでくれてありがとうお母さん…

 

こうなるともう、現場に行きたいわけです。

 

NEWSのことも好きなザビエルのおかげで、私の初現場はNEWSのNEVERLANDに内定しました。やったぜ。

 

しかし、当たる当たらない以前に日程的にDEAR.公演入るのが不可能だったため諦めた私は凹み続けていました。その上、Sexy zoneのコンサートも日和った理由で諦めました。猛烈に後悔してます。

 

そんな私に吉報が入ります。

 

ジャニーズ大運動会です。

 

出演するメンバー見てたまげました。

会いたい人たちほぼ全部会えるじゃん…

 

ダメ元で応募。

 

いや、まさかチケット当たるとは思わなかった。当たった瞬間「んヒョッ?!」って変な声出た。いや、マジかよ。ド新規の私が、いいんですかいいんですか(RADWIMPS

 

しかし当たったからにはもう行くしかない、神に感謝🙏🙏🙏

 

 

こうして初現場の予定は前倒しになり、NEVERLANDよりも先に大運動会への参戦が決まったのでした…

 

To Be Continued...

映画『ハルチカ』

昨年突然ジャニーズにハマりました。

 

突然Hey!Say!JUMPにハマり、Hey!Say!JUMPのCDを買いに行ったらSexy zoneのベストアルバムが販売されておりました。その時、ちょうど少し普段より多めにバイト代が入っていたため軽率に購入した結果、Sexy zoneにもハマりました。(チョロい)

 

上記の理由から、ここしばらくSexy zoneのセンター、顔面人間国宝の異名を持つ佐藤勝利くん初主演映画である「ハルチカ」の公開を待ち望む生活を送っていました。

 

橋本環奈ちゃんのことも好きなので、ドキドキしながら待ってました。

 

ぁ゛ぁ゛〜〜大好きな美男美女がスクリーンで一堂に会してしまうどうしよう〜〜!!!!トキメキ心停止で死んでしまう〜〜!!!!就活よりも終活したほうがいいかもしれねぇ〜〜!!!

 

ところで、私は少女漫画が苦手なヲタクなので、「吹キュン純愛ストーリー」という本作のキャッチコピーに警戒していました。

 

あ、これはヤバイぞと。

 

真面目に楽器吹いてたかと思ったらいきなり勝利くんか環奈ちゃんが告白しだしたりするのではないか、と。

「おい!部活!部活を一生懸命やれ!なにやってんだ馬鹿!楽器を!楽器を練習しろ!」

みたいな展開になるのではないかと危惧していました。

 

全くの杞憂です。

全くの杞憂だったんです。いい意味で裏切られました。

 

ヲタク特有のトークで前置きが長くなりすぎました。本題に入ります。

 

この映画、吹キュンどころか、ハルタもチカも吹奏楽部の仲間も吹吹吹吹吹吹吹吹吹吹キュンくらいの割合でめちゃめちゃ真剣に吹奏楽やってました。

 

確かにキュンなところもあるんだけど、本当に真面目に吹奏楽吹奏楽部に向き合ってました。

 

突然告白したりもしないしおキッスしたりもしません。めっっっっちゃ爽やかな内容です。吹奏楽部の顧問である草壁先生(小出恵介)が熱血お説教展開とかもないです。ただただ、初心者と経験者が混ざっている部活で起こる葛藤やメンバーのぶつかり合い、日常の練習風景が丁寧に描かれていて、ものすごく好感が持てました。少女漫画チックな展開で若手アイドル出しとけみたいな映画なんだろ?と疑ってごめんなさい…

 

「恋じゃない。けど、友達よりトクベツ」ってキャッチコピー、恋愛モノじゃないことを踏まえるとミスリードくさいけど、本当にこの言葉そのままです。ハルタとチカの関係は全然恋愛じゃなくて、厚い信頼関係なんだなぁと。2人がペラペラ喋るシーンは意外に少ないです。チカちゃんハルタのことすぐ蹴るし、ハルタくんは結構物静かな子だし。でも、ストーリーが進むにつれて、この2人の間にめちゃめちゃ厚い信頼関係が築かれていきます。ある意味恋愛の上を行くくらいの関係が。ネタバレ避けますが、だからこそあのラストシーンに繋がるんだなあと思いました。

 

 

ラストシーンや校長先生への扱い(あんなことしたら廃部になるのでは?!)などちょっとファンタジックなところやツッコミどころもいろいろあるけど、基本的にはリアルでいい意味で地味だなぁと思います。

 

ハルタ佐藤勝利)もチカ(橋本環奈)もかなりの美男美女です。もう、スクリーン見ながらそれだけでドキドキしました。でも、スクリーンの中の2人はあくまで普通の高校生です。役所もそうだし、2人がきちんとそれを演じていて、展開もそうなっている。

 

だって、ぶっちゃけ橋本環奈ちゃんに「吹奏楽部に入りませんか?!」って お願いされたら入るじゃん。

 

バスケとサッカーで悩んでたりしてもも吹奏楽部一択じゃん。

 

でも全然そうならない。チカちゃんは普通に部員集めに苦労します。「ハルタくんって目立たないけどイケメンだよね〜」と噂されることもなければ「チカちゃんって美人だよな」みたいなのもない。

 

2人が外見の良さから所謂アドを得るようなシーン、要素が一切ない。

 

原作もアニメも一切見ず前情報なしだった私。脳内予想では なんやかんや美人・イケメン扱いされている2人が吹奏楽を通してドキドキ・キュンキュン→僕たち付き合いま〜〜す!(ここで流れる脳内BGM 佐藤勝利ソロ曲『好きだよ』)みたいなのが展開されてたんですが、全部外れました。よかった。

 

2人も、吹奏楽部も、いろんなことにきちんと苦労しています。そして挫折もする。真っ当な部活映画、青春映画だったなぁと思います。

 

 

ラストシーン、ツッコミどころもあるけれど、そこに至るまでの過程がものすごくいいです。ハルタがあの行動をする決意をした背景を考えるとグッときました。

 

そしてこの映画の中で演奏されるオリジナル曲

「春の光、夏の風」がものすごくいいです。吹奏楽やったことないけど、この曲演奏したら楽しいだろうなぁ。

 

ハルタ佐藤勝利くん目当てで観に行ったけど、橋本環奈ちゃんのチカが個人的にものすごく良かったです。

 

すぐ男の子のこと蹴るようなサバサバ?したボーイッシュなところのある女の子キャラって3次元にいるとイタくなりがちです。でもチカちゃん全然そんなことなくて、「え?マジで?」というくらい自然。天真爛漫で表情がコロコロ変わって何事も一生懸命でひたむき。橋本環奈ちゃんの声がベタベタの女の子ボイスじゃないのがすごくいい。ハスキーな声とチカちゃんのキャラクターがよく合ってたなぁと思います。(アニメの方は観てないので、アニメ視聴済みの人はまたイメージが違うのかも)

 

 

あとは他の役者陣の萌えポイントの話をしておくと、芹沢さん役の恒松祐里ちゃん、キツそうな美人なのに声がめっちゃ可愛いです。好きになっちゃうかと思った。そして、カイユ役の清水尋也くんはTwitterで「ソロモンの偽証の子か!分からなかった!」というようなつぶやきをいくつか見ましたが、私は「渇き。」に出てたのォ?!となりました。「渇き。」で小松菜奈ちゃんに酷い目にあわされてた子です。よいです。そしてヤンキーの宮本くんを演じている平岡拓真くんも可愛い、ヤンキー宮本くん推せます。それから、小出恵介演じる草壁先生がいい人で本当に良かった。先日観た『愚行録』での小出恵介はめっちゃ嫌な奴だったので、いつこいつが悪事を働くかヒヤヒヤしましたが無駄な心配でした。

 

ハルチカ、正直あまり期待してなかったのですが、とてもいい映画でした。メインターゲット層と思しき中高生以外も楽しめます。何かに一生懸命になった思い出が蘇ったり、あぁ青春いいなぁってなったりします。演奏シーンも素敵なので気になった方は是非、映画館のいい音響で観てください。

 

橋本環奈ちゃんはいいぞ。